ロープ式
エレベーターの主流となる駆動方式で、つり合いおもりを使用した「トラクション式」と、巻胴(ドラム)にロープを巻き付ける「巻胴式」に分けることができ、一般的には「トラクション式」が使用されています。

トラクション式とは、かごとつり合いおもりをつるべ式に吊り、巻上機の綱車とロープ間の摩擦力で駆動する方式です。つり合いおもりを使用している為、電動機容量が小さく省エネです。

油圧式
油圧式エレベーターは主に低層用に用いられ、電動ポンプで油圧を制御し、その圧力でかごを昇降させます。
油圧式エレベーターは、「直接式」「間接式」に分類されます。


直接式(ダイレクトプランジャー式)
昇降行程にほぼ等しい長さの油圧シリンダーを地中に埋め込み、油圧シリンダー内のプランジャー(上下する部分)で直接エレベーターのかごを昇降させる方式で、プランジャーの動く距離とかごの動く距離は同じです。
間接式(インダイレクトプランジャー式)
油圧シリンダーを昇降路平面上、かごの側部又は後部に配置し、プランジャーの動きをロープや鎖を介して間接的にかごに伝え、昇降を行います。
